2021年9月24日

~テレワーク~ Wi-Fiの周波数帯 2.4GHzと5GHzとの違い

皆さんお使いのWi-Fiですが、二つの周波数がありますよね。タイトルの通り、2.4GHz帯と5GHz帯の二パターン存在します。なんとなく使っているこの周波数ですが、それぞれの周波数帯でメリットとデメリットがあるのでご紹介します。

 

2.4GHz帯

2.4GHz帯は、周波数が低く、電波が遠方まで届くというのが大きな特徴です。ルーターと作業用PCのある部屋の距離が遠い場合や遮蔽物が多いといった場合に2.4GHz帯を選択すると良いかと思います。デメリットは、近年の家電やBluetoothはこの2.4GHz帯で通信しているので、他の機器との電波が干渉してしまいやすいというのがあります。そうなると通信の速度低下や切断といった現象が起こりやすくなります。

 

5GHz帯

5GHz帯は、Wi-Fi専用の電波であるということです。2.4GHz帯で挙げたような他の機器等との干渉を避けることが出来るため、安定した通信が可能となります。ただ、2.4GHz帯と対して5GHz帯は壁などの遮蔽物があると電波が弱まりやすいという特徴があります。そのため、5GHz帯を利用する場合にはルーターと作業PCの位置を近づけるといったように配置を考える必要が出てきます。

 

私自身、最近、在宅ワークで通信状況が悪くなることが多かったです。なんとなく、5GHz帯の方が良いだろうという観点で周波数帯について考えることはありませんでしたが、2.4GHz帯を試したところ、通信が改善されました。それ以降、周波数帯を使い分けるようになりましたし、調子が悪い場合は周波数帯を切り替えて対応することもあります。部屋のレイアウト調整も難しく、どうしても作業用PCがある部屋とWi-Fiルーターがある部屋が離れてしまうといった場合は、2.4GHz帯を利用するというのはアリだと思います。その他有線でつなぐといった方法もありますし、色々試すと良いかと思います。

 

通信状況が知りたい。そんな時は無料のソフトウェアがあり、「WiFi Analyzer」というものがあります。通信状況の見直しのお助けツールを活用してみるのが良いかと思います。

 

その他、そもそもWi-Fiの通信規格で古いものを使っているという場合には、Wi-Fi自体の規格を変える=Wi-Fiの買い替えを検討する必要があるかもしれません。

規格に関しては下記URLを参照ください。

https://www2.elecom.co.jp/network/wireless-lan/column/wifi_column/00061/

通信が悪い、そんなときは、Wi-Fiの規格を見直し、周波数帯等も気にしてみてはいかがでしょうか。

 

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