2021年5月21日

車椅子利用者の降雨対策

みなさんこんにちは、まめっちです。

これまで「夏の体感温度」や「冬の防寒対策」などについてお話をしましたが、今回は「車椅子利用者の降雨対策」についてのお話をしたいと思います。

雨の日に車椅子で外出した際には乗っている方自身も濡れてしまいますが、車椅子を操作する場合は自走や電動に限らず操作している本人が傘をさして移動することはとても困難です。
そのためポンチョ等の合羽を着用し対策をする方も多くみえます。合羽を着用することで頭部から足下まで覆われるため雨から身を守ることができますが、時間が経つと合羽がタイヤに絡まり車椅子を操作しづらくなってしまったり、フードを被ることで視界が狭まる危険もあります。また、地面を走るタイヤを含め車椅子は無防備のため濡れてしまい、ハンドリム(持ち手)も滑りやすくなるためブレーキ操作が難しくなります。

ここまでマイナスな面を多くお話してしまいましたが、できうる限りの対策をご紹介します。例えば、雨量が少ない場合は撥水加工のされている上着を着用することで下側は濡れてしまいますが、タイヤに絡まることなく着脱の時間も減らすことができます。
鞄などの持ち物や合羽がかなり雨に濡れてしまう状態の場合は中に水滴が浸透することもあるため、持ち物のカバーや撥水スプレーを使用することである程度防ぐことが可能です。

万全の対策はなかなか見つかりませんが、天候の状態や重視するポイントに合わせて考えていくことが大切だと改めて感じました。

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