2020年11月27日

障害者のインターンシップ。インターン生受け入れの意義

今日は、弊社で実施しているインターンシップについてお話をさせて頂きます。

先月、特別支援学校の生徒さんが、弊社のインターンシップに2日間参加してくださいました。コロナウイルスが流行している昨今ですので、テレワークでインターンシップを実施致しました。

 

実習生さんには、業務内容は「テープ起こし」と「社員への取材」をしてもらいました。高校一年生ということもあり、業務をひたすらこなすというよりは、「働くってどんなことなんだろう」だとか「どんな人が働いているんだろう」だとか、働くイメージを持ってもらうことを目的としていました。

そのため、弊社の障害者社員へのインタビューをし、取材内容をまとめるという実習内容を取り入れました。

また、実習生さんは、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(筋肉がすこしずつ衰えていく病気)の方で、弊社では様々な障害者が勤務しており、身体障害ではSMA、筋ジストロフィー、脳性麻痺などの比較的重度障害のある社員が多く勤務していますし、精神障害や発達障害(自閉症スペクトラム等)の社員もいます。実習生さんに似た障害・病状の社員との交流を深めることで「働くイメージ」を醸成することに重点を置いていました。今回は、事務、経理、プログラマーなど様々な職種に対して取材いただき、業務内容や業務ごとの違いなどを学んでもらいました。そのほか、プライベートや福祉サービスのことについてなど様々なお話をさせていただきました。

実習生さんは、高校一年生ながらパソコン操作もスムーズに行うことができ、言葉遣いも丁寧で、とても主体的な学生さんでした。

少し話が変わりますが、インターンシップを受け入れるということは、普段の業務を止めて実習生さんに対応しなくてはなりませんので、少し大変です。しかし、弊社では過去に様々な実習生を積極的に受け入れてきました。弊社の目的・意義のようなお話になりますが、弊社では、重度障害者や精神・発達障害者の社員が活躍しています。弊社の社員と交流を深めていく中で、「私でも働けるかもしれない!」「そんな働き方があるんだ!」と将来に希望を持っていただくことにあります。障害者の先輩として、経験してきたことや知識を伝えることで課題解決の糸口をつかんでいただけると嬉しいです。

課題解決の糸口なんて言いましたが、実習生さんから学ぶことや刺激を受けることもたくさんあります。今後も実習の受け入れをしていきますので、ご興味がございましたらご連絡いただければと思います。

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