2020年11月6日

障がい者スポーツ「ボッチャ」についてのお話~代用編~

みなさんこんにちは。まめっちです。

 

前回は審判についてお話しましたが、今回はボッチャで使用する用具の代用品についてお話をしたいと思います。

市販で販売されている用具は高価なものが多くあります。例えばボールは1つで数千円から数万円、自力での投球が難しい場合に使用する滑り台のような”ランプス”は数万円から数十万円するものもあります。そのため、気軽に始めてみたいという方には用具を揃える段階でハードルが高くなってしまっています。

 

例えば、ボールの代用品となり得るものとしてこれらのものがあります。

  • テニスボール
  • ビニール製のボール
  • お手玉
  • 新聞紙(丸めてガムテープ等で巻く)
  • 靴下(新聞紙と同様) など

 

上記のように、ボールは比較的身近に存在するもので代用が可能だと思います。素材とするものによって転がり具合にかなり差があるため、面白い試合展開になることもあります。

他にも、ランプスについては”雨どい”が本物の形に近いのではないかと思います。

 

また、選手の用具だけでなく、審判が使用する用具についても代用品となり得るものがあります。例えば、投球の順番を示す”パドル”は卓球のラケットや赤色と青色の画用紙を貼り付けた扇子、ボール間の距離を測定する”キャリバー”はコンパスで代用が可能となります。

 

公式試合や大会への出場や、プロ選手を目指す場合は市販で販売されている用具が必要となりますが、まずは代用品を使用することで用具を揃えるまでのハードルが低くなり、気軽に競技を始められるのではないかと思います。

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