2023年3月5日

障害のある在職者のためのスキルアップ講座 岐阜県

今回は障害のある方の「学ぶ場」についての活動報告です。

 

アニモでは在職者向けのスキルアップ訓練を岐阜県から受託し開催しています。今回はRPA(Robotic Process Automationの略)を使った自動化を学ぶ講座です。現在6名の方が受講しておられます。

 

こちらが案内チラシです。

 

RPAは、従来人が手作業していた入力や検索、データのコピーなどをシステムにより自動で処理するものです。弊社も導入しているRPAテクノロジーズ社の「BizRobo」においてはデジタルレイバーとも表現しています。

 

あらかじめ決まった手順の作業を、いつでも・何度でも・高速に・ミスなく・自動で処理できる技術といえます。そのため人が処理していた仕事の一部を肩代わりでき、まるで人を増やしたような効果が得られることからそう呼ばれています。

 

最近ではマイクロソフトが無償から始められる「Power Automate Desktop」という商品も出て、普及が加速している印象です。当講座ではこのPower Automate Desktopを使用して、実際の業務を自動化できるように訓練します。

 

参加者は様々で、ある程度知識のある方からまったく未経験の方まで参加しています。そのため基礎的知識から始め、一通りの操作方法を学び、最後は演習課題として実際に自動化に取り組みます。

 

こちらが講座内容の一部です。

 

 

3年ほど前から取り組んできたRPAですが、社員がいくつかの自動化を実現した以外にも、就労移行支援事業所でのカリキュラムとして、またサテライトオフィス利用企業の在職者の職業能力開発において活用しています。おおむね6か月間のコースとなり期間も長い分だけ習熟度も高まっています。

 

今後、雇用の質の向上に向けた事業主の責務の明確化が進められることとなっています。

 
労政審分科会資料(PDF)

 

事業主の責務として、「障害者である労働者の能力を正当に評価し、適当な雇用の場を与えるとともに適正な雇用管理を行うことに加え、職業能力の開発及び向上に関する措置を行うことにより、その雇用の安定を図るように努めなければならない」となります。

 

当講座も障害のある従業員の職業能力開発及び向上につながるのではないかと思っています。今後も企業と障害のある方の良い橋渡しができるよう様々な企画を進めてまいります。

 

今回は、働く障害者のスキルアップについてでした。

興味のある方、企業様いつでも弊社サイトよりお問合せ下さい。

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