「アニモの一日」では、仕事に関する投稿が多いのですが、今日は、余暇について話そうと思います!!今回は、電動車椅子サッカーについて紹介したいと思います。

突然ですが、障害者スポーツというと、様々なスポーツが挙げられますよね。ポピュラーなスポーツといえば、陸上競技、ボッチャ、フライングディスクといったスポーツや、車椅子の競技では、バスケットボール、テニス、ラグビー等、様々な競技が挙げられますよね??これらの競技はパラリンピック競技種目にも選ばれているのでテレビなどで何かと目にすることが多いと思います。

 

僕は筋ジストロフィーの症状が軽くてまだ体が元気だった頃には、バスケットボール、フライングディスクやっていました!!とっても面白いですよね~!!とくに車椅子バスケットボールの試合の迫力は、わくわくします!

 

さて、健常者のスポーツには数えきれないほどの競技数がありますが、障害者スポーツも同様です。車椅子バスケットボールなどはメジャーなスポーツだと思いますが、電動車椅子サッカーなんていう競技は知らない人も多いのではないでしょうか。

電動車椅子サッカーとは – 日本電動車椅子サッカー協会HPより

 

電動車椅子サッカーは文字通り、電動車椅子でサッカーをする競技です。競技人口は国内300人程度しかおらず、マイナーな競技です。基本、年齢、性別関係なく電動車椅子を操作できれば、どなたでもプレーできます(※公式試合に出場するには、5歳以上で要障害者手帳です)。選手の多くは自立した歩行ができない障害をもっており、中には上体や首の保持ができないほど重度の障害を持つ選手もいます。体育館のバスケットコートぐらいのフィールドで1チーム4人の4対4に分かれて試合をします。電動車椅子にボールを蹴るためのバンパー(鉄で作られています)を取り付け、直径32.5cmの大きなボールを相手ゴールに蹴り込みます。最高時速は10km程度です。

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僕は知人に電動車椅子サッカーを紹介されるまで、電動車椅子サッカーという存在自体知りませんでしたし、知った後も「電動車椅子でサッカー?車椅子でどうやってサッカーするの?おもしろくなさそう、、、」と思っていました。「どうせ、スポーツをするなら迫力があって障害者スポーツの花形的な車椅子バスケットボールが良い!」と思っていました。

 

そう思いつつも、筋ジストロフィーという病気は、筋肉が衰えてく病気なので、車椅子バスケットボールをプレーしたとして、楽しむことはできても、それ以上は望めません。「負けず嫌いな僕はただ楽しむだけでは絶対に続かない」と思っていました。そんな思いもあり、2年ほど前に疑心暗鬼ながら電動車椅子サッカーの練習に参加してみました。

 

いざ、練習に参加をしてみると、徐々に電動車椅子サッカーの魅力に惹かれていきました。ボールを蹴るときのドンッという重厚感のある音や、鉄と鉄がぶつかりあう激しさ、チェスのように先の先を読みながらパスを回していく緻密性が感じ取られました。そして、一番惹かれた理由は、戦っている選手がめちゃくちゃ本気で取り組んでいるからでした。遊び程度でわいわいやっているだけであれば、この競技に僕がハマることはなかったです。でも、年に1回開催される全国大会や、数年おきに開催される国際大会に向け、本気で取り組んでいる姿を目の当たりにし、安易に「面白くなさそう」と表面だけを見て判断してはならないと感じました。僕も本気と本気のぶつかり合いをしたい。と思うようになりました。この競技は重度障害者でも参加できるスポーツで、人によっては呼吸器をつけながらプレーしている選手が大勢います。彼らは電動車椅子サッカーに命をかけています。本当にすごいと思います。亡くなってしまう仲間も多いですが、長くは生きられない体でも活躍できるステージを提供してくれるこの競技を誇りに思います。

 

障害をもっているがゆえに、本当はもっとこうしたいけど、できない。なんてことはいっぱいあります。僕が子供のころは、スポーツをやるのだとしたら、かなりメジャーな普通のサッカーや野球をやってみたかった!!という気持ちを持っていました。でも、今はちょっと違っていて、自分の理想とは離れているとか、世間に知られていないマイナーなものであるとかは関係なく、そこにかける「思い・熱量」がどの程度あるか、に着目をするようになりました。それは電動車椅子サッカーに限った話ではないと思います。これからも、思いや熱量を大切にして、日々を過ごしていきたいと思います。